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執筆者の写真Keiko Nomura

Kanzan gallery にて写真展を開催しています。

Exhibitions

Kanzan Curatorial Exchange 「Emotional Photography」 vol.2

野村恵子 「山霊の庭 Otari – Pristine Peaks」

協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社、西村カメラ

キュレーター:菊田樹子

2019年3月16日(土)- 4月13日(土)

12:00-19:30/日曜17:00まで/月曜定休/入場無料

 このたびKanzan Galleryでは、各キュレーターが設定したテーマで展覧会を展開するKanzan Curatorial Exchangeの一貫である「Emotional Photography」の第2弾として、野村恵子「山霊の庭Otari- Pristine Peaks」展を開催します。

90年代後半のデビュー以来、時空を往還する生命の連鎖をテーマに作品制作に取り組んできた野村恵子は、2015年にはじめて長野の小谷村(おたりむら)を訪れました。全面積の88%が森林であり、これまで何度も大きな自然災害に見舞われてきたこの土地の営みや村に暮らす人々に魅せられ、4年の歳月をかけて撮影を続けて完成したのが「山霊の庭 Otari-Pristine Peaks」です。これまで自らの「感覚や感情をたたみかけるように撮ること」で「特定の場所や時間、逃れられない不条理から、想いは解き放たれていくのではないか」と考えてきた野村が、今回は、この「場所」に身を委ね、湧き上がる感覚や感情を静かに受け入れながら制作を行なうことで新たな境地を開きました。昨年秋にスーパーラボより発行された写真集は、昨年のパリフォトなどで高い評価を得ています。第28回林忠彦賞を受賞後初めてとなる当展覧会では、展示の上でもこれまでに無い試みに挑戦します。

<アーティストステートメント>

「信州、小谷村。北アルプスの山脈に抱かれたその麓には、小さな集落が点在し、その営みを今も静かに残している。村人は、厳しくも豊穣な山の自然とめぐる季節の流れの中で、日々暮らしている。深い山の中にいると、ふと、自分という儚い存在が、大きな懐に包まれているような感覚になるときがある。それは人智を超えた意志を持ち、絶えず呼吸している、ひとつの巨大な生命体のようだ。山は水を生み、あらゆるいのちを育んでいる。その麓で、家族と仲間と共に生きて、働いて、いのちをつないでいく。」

【関連企画】

ギャラリートーク

3月23日(土)15:00〜 野村恵子☓菊田樹子(キュレーター)

4月6日(土)15:00〜 野村恵子

「Emotional Photography」

「感情」「情動」をキーワードに、写真を撮る・見るという行為を考察する展覧会シリーズ。

キュレーター:菊田樹子

協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社、西村カメラ

【プロフィール】

野村恵子 (のむら けいこ)

兵庫県神戸市生まれ。

同志社女子大学英文学部中退。大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校・大阪)卒業。

1997 コニカプラザ「新しい写真家登場」特別賞受賞。

1999 日本写真協会賞新人賞受賞。

2000 東川賞新人作家賞受賞。

2019 第28回林忠彦賞受賞

主な個展:

1996 「越南花眼」WTCコスモギャラリー、大阪

1997 「越南花眼」新宿コニカプラザ、東京

1998 「夢のもつれ・沖縄」新宿コニカプラザ、東京

1999 「Deep South」パルコギャラリー、東京/パルコギャラリ-、名古屋

2002 「Bloody Moon」新宿コニカプラザ、東京/ビジュアルアーツギャラリー、大阪

2006 「Bloody Moon 〜うまれるまえみたひかり〜」冬青社ギャラリ-、東京

2009 「Red Water」EMON Photo Gallery、東京

2012 「Soul Blue 〜此岸の日々」プレイスM

2013 「Soul Blue 〜此岸の日々」Poetic Scape、東京/ビジュアルア-ツギャラリ-、NADAR大阪

2014 「赤い水」ニコンサロン銀座、東京/ニコンサロン大阪、大阪

2017 「Drop of the light, Rushing Water」Marute Gallery、高松/Space One, ポルトガル

2018 「OKINAWA」Poetic Scape、東京

「Life Live Love」入江泰吉記念・奈良市写真美術館 (古賀絵里子との二人展)

主なグループ展:

1999 「水戸アニュアル ‛99 プライベートルームII―新世代の写真表現」 水戸芸術館、茨城

2002 「琉球烈像-写真で見るオキナワ フォトネシア/光の記憶・時の果実 復帰30年の波動」

那覇市民ギャラリー、沖縄

「第3回ドキュメンタリーフォトフェスティバル宮崎」 宮崎県立美術館、宮崎

2008 「目黒在住の新進芸術作家」目黒区美術館、東京

「愛する時と憎む時」沖縄県立美術館、沖縄

2016 「日本の新進写真作家」東京都写真美術館、東京

2017 「写真家が見た沖縄」 沖縄県立美術館、沖縄

写真集:

1999 「DEEP SOUTH」リトル・モア

2001 「RUSH」(共著)リトル・モア

2004 「In-between 6 イタリア・スウェーデン」EU・ジャパンフェスト日本委員会

2006 「Bloody Moon」冬青社

2009 「Red Water」ア-トビ-トパブリッシャ-ズ

2012 「Soul Blue」Silverbooks/赤々舎

2016 「Drop of the Light, Rushing Water」Pierre von Kleist

2017 「OKINAWA」Pierre von Kleist

2018 「Otari-Pristine Peaks 山霊の庭」ス-パ-ラボ

主なパプリックコレクション:

東京都写真美術館 沖縄県立美術館 東川町写真ギャラリ- 清里フォトア-トミュ-ジアム

一般財団法人日本写真アート協会  Kanzan gallery 東京都千代田区東神田1-3-4 KTビル2F


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