朝方まで雨が降っていた。
けっきょくゴソゴソしてしまって六時頃に寝て、
起きると十一時、カ−テンから眩しいほどの光。
・・さて・・、洗濯でもするか・・と起きる。
携帯をみると石内さんから着信と留守電。
電話をかけると、NY帰りの彼女は、いつものハリのある艶やかな声で
来週にある彼女の授賞式とパ−ティの件についてに告げた。
写真家の石内都さんが、今年の毎日芸術賞を授賞された。
すごいこと、素晴らしいことと心から思う。
当然、彼女はすでに国際的にも十二分に認められている
日本で唯一無二の女性写真家だけれど
デビュ−からいままで一貫して、自身の血脈ともいえるテ−マを
ドキュメンタリ−的な手法で、ずっと撮られてきた。
この写真界を超えた大きな賞は、その彼女の作品が
日本においても完全に芸術作品として認められた証と思う。
・・昔、私がアメリカにいて、
カリフォルニア現代美術館に行ったとき、
ちょうどラリ−・クラ−クの「KIDS」シリ−ズが展示されていた。
そこへ小学生くらい団体が入ってきて
先生だか美術員のひとだかが、彼の作品についてレクチャ−を
している光景を見た。
彼のこの作品には、
当然、ティーンエイジャ−達のセックスも性器もドラッグも
赤裸々に、バッチリと写し出されている。
それを小学生達に見せて、これがいかにすごい作品であり
この写真がア−トであるかということを、
小学生達に解説していたのだ。
・・私は驚愕した。
「なんて進んだ国なんだ!?」・・と、当時の私は思った。
石内さんが一昨年に横須賀美術館で「傷」のシリ−ズを
展示された時、そこへ小学生くらいの団体が入ってきて
先生らしきが、写真を見ながら子供達に、こう言ったそうだ。
「ほら〜かわいそうな人達がいっぱい写っているわねぇ。」
・・たいへん驚愕しました・と、石内さん自身が以前に話していた。
・・ま、そういうことだ。
写真の芸術性うんぬんのお話以前に
今の日本人の写真作品に対する一般的な認識能力のレベルなんて
まだまだ、そんな程度のものだろう。
そして、石内さんは、ずっと、何かと闘ってこられたのだと思う。
都お母さん!!ブラボ−!!
先日の日曜日から「雪景色を撮りに行こう!」
と、めずらしく思いたち、初めて新潟へと向かった。
・・・トンネルを抜けると、そこは雪国であった・・。
・・・が、あまりにも雪国をナメた東京での普段の服装のまま行ったので、
あまりの寒さに震え上がった。ヒ−ルのブ−ツで四回滑ってコケた。
・・雪の街を撮影しながら、ブラブラ歩いていると、
・・だんだん気分もいい感じで落ちてきたので、
すぐさま温泉を探すことに。。
・・温泉、気持ちよかった・・。
「やっぱり雪見の温泉、さいこう♪
やっぱりアタシはあったかいところが好き♪
雪景色は東京か福井で撮ろう、やっぱり今月も沖縄に行こう!」
・・・そうお湯の中で、思い直して、日帰り温泉に、
けっきょく二箇所、二回もたっぷりと浸かって満足して
2泊の予定が1泊もせずにスゴスゴと帰ってきた・・。
以前にアラスカの氷河にキャンプをしに行ったときに
マイナス36度をを経験したのだけど
よく平気だったよな−?と、思っていたら
一緒に行っていた友達いわく、
「ここ綺麗だけど、これで温泉があったら、も、さいこうやのにな・・」
・・と、ずっとブツブツうるさいくらい、
旅の間中、つぶやいていたらしい・・。
その友達いわく・
「・アンタ、基本的にアウトドアもアラスカも向いてないと思うわ・・。」
・・そうかも−。やっぱり沖縄に行っとこ−。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
初めての写真集「Deep South」残部極希少!
まだネットからは売ってます!(近く、品切れ必至です。)
五月、新しい写真集を発売します。ある意味、この本の豪華続編?
・に、なるかと思います。
謹賀新年★
内田芳信写真展 IN そらじゅく
2009年1月6日(火)〜11日(日)
12時〜19時(最終日は18時まで)
そら塾では明日より
九州在住の写真家・内田芳信氏の写真展を開催いたします。
「主に沖縄県本島、離島を中心に撮影した写真を展示します。
私にとってこの土地の、日本でありながら
本土とは異なる文化や歴史を持つ彼らとの出会いは
とても衝撃的で新鮮な出来事でした。
島の人々や島の自然と接して行く旅の中で、
次第に人として、この地で生きて行く生き物として、
一番大切な何かがそこにあるような気さえしていました。
彼らとの出会いは、私にとって人生の財産となり
今、これらの写真作品となりました。
どうぞ、ご来場、ご高覧ください。」
2009年 内田芳信
新春、そら塾にて、南の風を感じにいらしてください。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。
そら塾 http://sorajyuku.exblog.jp/





